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クレイヴン・ザ・ハンター 感想

 SSU作品最新作のクレイヴン・ザ・ハンターを観ました。SSUシリーズおなじみのオリジンとして、更にR15作品になっています。

 R15に関して個人的には、グロいシーンを長々と映すとかそんなでもなく、あっさり気味でPG12との違いが分からない感じでグロいというか血が描写されるけどPG12とか平気なら大丈夫では?という感じでした。

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あらすじ

 裏社会を支配する冷酷な父親に育てられた兄弟。ある日、伝説のライオンを狩猟しにいき、死にかける。そして、ライオンの血と不思議な液体が体内に混入したことで強い力を得て蘇る。そこから「ハンター」としての生活が始まる。

ネタバレ少なめ感想

 予告映像くらいしか事前に確認してなかったので兄弟や親子の物語だったことに驚きでした。そのストーリーラインもしっかりとしているように感じて、謎の女性はちょっと登場から関わるのも急のように感じたがキャラ自体は凄く好き。

 そして、ヒーローでは無い物語なので殺しに躊躇が無いのが良い。そして、敵も悪なので人がとにかく死ぬ。そして、人間ばかりなのでもろい。

 結構、武器や毒など説明は律儀に丁寧にやっている。なので、基礎知識が無くても楽しめる感じは凄い。本当に丁寧で、アクション系の作品を知らない人にもついてこれる丁寧。

 

ネタバレ多めの感想

 兄(クレイヴン)、滅茶苦茶に弟の事が好きすぎる。小さいころに永遠の別れみたいに(どこかでまた会えると言ってたけど)してたのに1年に1回、誕生日に会ってるという。父親とは関係性は駄目だったけど。

 クレイヴンのやってることって、悪人とはいえ人殺しをしていて、その悪人もクレイヴン基準だったりするので、最後の弟の台詞もそうだが、結局はヒーローでは無いよね。最後の弟を守るために戦うためにやってるけど、SSU(スパイダー・ソニーユニバース)という概念で、スパイダーマンの人を殺さない主義と違うという点でヴィランであるよなぁ。

 ストーリーとして、クライヴンがやってることが異常な事がしっかりと作品内で認識されているのが良い。だけど、そこに弟を守るためにや罪滅ぼし的な感じの描写をいれることで視聴者に感情移入させるのが素晴らしい。

 しかし、最後に弟が悪の道に落ちてしまうのが。

 全体的に満足な出来で、凄く面白い!や特別な作品とまでではないけど、アクションとストーリーのシンプルな感じ。子供時代もしっかりとやるオリジンとしての完成度で、初心者に進めやすい作品である。SSUだと凄く好みの部類に入る。

 敵の、ザ・フォーリナーの能力の厄介さが非常に格好良い。3秒間時間止める(?)のは反則では。一応、グレイヴン一人だと無理な状況だったし。

 ライノに関しては、変身前の厄介さが凄くて変身後はそこまでだったかなぁ。