鬼・武の里の感想ブログ

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マダム・ウェブ 感想

 マダム・ウェブを映画館で鑑賞してきました。

 

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あらすじ

 簡単なあらすじとしては、救急救命士として働くキャシー・ウェブがあるきっかけで未来予知の能力を手に入ります。あるとき、未来予知で黒いマスクを被った謎の男が3人の少女を殺そうとする未来が見え、その3人の少女をキャシー・ウェブはほっとく事が出来ずに黒いマスクを被った謎の男から救うための物語である。キャシー・ウェブの未来予知の能力とは何のか?黒いマスクを被った謎の男の目的は何のか?果たして、キャシー・ウェブは3人の少女を守ることが出来るのか?

ネタバレ少なめ感想

 まず、予告編とあらすじで紹介している事が中心です。と言うのは他のSSU(ソニースパイダーマン・ユニバース)やMCU(マーベル・シネマティク・ユニバース)などのマーベル映画を視聴していなくても楽しめる作品になっています。そして、未来予知の描写がどこまでが未来予知なのか現実なのかが分からない感じで丁寧にしており主人公であるキャシー・ウェブと同じような感覚を味わえるのが面白い。最終的に未来予知能力をある程度使えるようになるので最初のときとは描写の表現が変わっていたのも良かった。

 3人の少女である、ジュリア・コーンウォール、アーニャ・コーラソン、マティ・フランクリンとの関係で最初は生意気気味な感じで反抗的な感じでしたが徐々に仲良くなる描写が良かった。ただし、3人の掘り下げが少し足りなく感じたのも事実で家族構成などの過去描写が全て言葉のみで終わったのが少し物足りなく感じました。

 アクションシーンに関して、主人公たちは只の一般人でありキャシー・ウェブのみが未来予知が使える。という感じで特殊な戦い方をしないからこそエゼキエルの強さや恐ろしさが目立ち最後まで勝てるかどうかのハラハラ感が最高でした。

 少し残念な点としては、ミステリーサスペンス要素は薄いというかほぼ無い感じだったかな。予告が大げさすぎたといいますか、この要素を期待するとがっかりするかも

 この予告は少しネタバレ要素が強めです。もう少し情報が欲しい方はこちらを。

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ネタバレあり感想

 ここからネタバレ要素強めで書きますが、予告で出ていた3人の少女がなっているスパイダーウーマン達は、エゼキエルが観た未来のシーンと最後にキャシー・ウェブが観た未来のシーンのみでの登場で数分も無かったと思います。恐らくすべて合わせて3分くらいかな?で、これには結構驚いたと言いますか、2003年のニューヨークが舞台でエゼキエルが3人のスパイダーウーマンに殺される未来(詳しい数字は忘れたが〇年後)のシーンでもしかしてと思いましたがそのまま終わった感じでしたね。満足度は高かったんですが、予告で映ってたりしたのでそういう意味では残念だったかなぁと。予告時点でそこら辺で盛り上がった部分もあったので。そして、最後にキャシー・ウェブは目などを怪我するのですが、これは原作のマダム・ウェブの姿に近づけるための物でここまで大きな怪我もなく最後の一撃位で大きくなった感じでそこも急に感が強く感じました。

 公式サイトに無くてびっくりしたキャラはベンおじさんの登場ですね。最初に名前を聞いて、え!となりその後もずっと出番があってしかも、ピーターパーカー(はっきりと言われてない)が生まれたのが結構の驚きでしたね。

 今回のマダム・ウェブは、このウェブ(糸)が繋ぐというのが少女三人との繋がりやピーターパーカーという繋がりを続けていってその繋がりは母親からの繋がりでもあるというのが美しい。

 今回のヴィランである、エゼキエルは毒の能力と蜘蛛のように壁や天井に張り付くことが出来るというスパイダーマン的な能力を持っている。こっち側から見たスパイダーマンが追ってくる恐怖を味わったというのが面白い。掘り下げに関しては特になく、貧乏だったのでお金のためにキャシー・ウェブの母親を殺して特殊な蜘蛛を手に入れることでお金と地位を手に入れたがその代償として未来予知という悪夢を見る能力を手に入れた。その悪夢を見るから今回の作戦を実行したというシンプルなものでこれ以上の掘り下げが無かったのが個人的に良くて、ひたすら悪役としてヴィランとして徹したのが個人的に好印象でした。そのおかげでキャリー・ウェブの方のストーリーは濃厚に描く事が出来たので良い。これは他の作品でも思うときはあるのですが、別に敵の描写は濃厚にする必要が無いと感じていて、好かれる必要も無いと思っているタイプなので、ここら辺の考えが違う人だと評価が変わるのかなぁと。

 今後のSSUの展開なども楽しみで、この感じで色んな単独作品を制作して欲しいし、今回のマダム・ウェブでの3人の少女達がスパイダーウーマンとして活躍する映画も是非みたい気持ちになりました。