鬼・武の里の感想ブログ

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りゅうおうのおしごと!3巻 感想

 アニメは視聴済みです。アニメの範囲だと6話と7話ですね。

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 1巻があい中心の話。2巻が天衣中心の話。そして、3巻は桂香中心の話になっています。1巻や2巻でも語られていた桂香のタイムリミットにより深く踏みこんだ話になっており、桂香という人物の過去も語られて何故将棋をしているのか。桂香にとって将棋とは何のか?が語られる。

 一方、竜王である九頭竜 八一関連に関しては、山刀伐尽への対策として振り飛車を学ぶ展開になっており、振り飛車に関する説明がありその面白さなどが描かれており将棋を知らない自分でも楽しめる内容になっております。

 そして、あいに関しては勝つことによる悲しみを知ることになります。

 この3つの登場人物の話の全てに共通しているのが才能と努力で、桂香は努力をしてきたが才能が無いと思い苦悩をして、八一は才能があり対戦相手である伐尽は努力をしてきた人物である。そして、あいにも才能があり途中にある脳内将棋のシーンは他の将棋の才能がある人物さえ驚くほど。そんなあいの才能によって勝つことで相手を悲しませる。この努力と才能の見せ方が非常に凄くて、才能視点と努力視点の両方を描きながらもどっちにも感情移入してしまいました。その努力と才能の話から、飛鳥の将棋の話もありアニメでは描かれてなかったがとても良い対決で今回の3巻で描かれている対決の全てにおいて最も言葉で分かりやすく象徴されている「好き」という気持ちがもっとも表現されている。

 3巻は1巻や2巻よりも更に盛り上がりキャラ紹介が少なくなったことによりキャラへの描写が深くなり様々な話が混ざりながらも一つの道筋になっており盛り上がりました。キャラの描写が丁寧だからこそ努力と天才の違いと共通点をより感じました。

 

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