テック・オン・アベンジャーズの感想です。翻訳版を読みました。この作品の大きな特徴としては、TAMASHII NATIONSとのコラボレーションという事でヒーロー側のデザインを漫画「ULTRAMAN」で一部のキャラクターデザインも担当している清水栄一さんが手がけています。そんな清水栄一さんが手がけたヒーローがフィギュア化されて発売されるもので、2021~2022の間にフィギュアが発売されてました。全部ではなく3体のみで終わていますが。
ストーリーとしては、インフィニティストーンを使ったサノスをアベンジャーズが倒した1年後になり、レッドスカルがインフィニティストーンの力を使い襲ってきてインフィニティストーンの力でヒーロー達は力を失いました。その力を補うためにアーマーを着て戦うストーリー。主に6人のヒーロー、アイアンマン、キャプテンアメリカ、ウルヴァリン、スパイダーマン、キャプテンマーベル、ブラックパンサーが中心に話が進み物語も非常にシンプルでヴィランであるレッドスカルの策略にヒーローたちがひたすら対策をしていく話にアイアンマンとキャプテンアメリカなどの”チーム”としての話があります。
日本が舞台であり、東京は勿論、大阪などの日本の各場所が登場します。ヒーロー側のデザインが格好いいのは勿論、ヴィラン側のデザインは、造形氏の安藤賢司さんと五島純さんが担当しておりこの二人はS.I.Cの仮面ライダー関係に関わった方でヴィラン側のデザインもアレンジされておりヒーロー側のアーマーとは違いますが凄く素敵なデザインとなっております。
マーベルを知らなくても楽しめる内容になっております。
ここから少しネタバレを含みながら感想を書いていきますが、一コマだったりしますが他のヒーロー達の姿を描写するところが嬉しくてマーベルには他のヒーローがいるんだと。そしてアーマーの装着シーンが素晴らしく変身ヒーローっぽくて凄く好みで特にP46の走りながらアーマーが付いていく感じが好きです。途中から登場するBF(バトルファイア)が凄く格好良い。BF表記からバトルフィーバーをオマージュしたキャラだとことも分かり、その正体は日本のヒーローであるサンファイアであった。炎のエフェクトや赤と白のデザインが非常に格好良くて自分はディスクウォーズの印象があったので結構違う感じで驚きました。ヴェノム状態のウルヴァリンの属性を合わせた感じが凄く興奮しました。それぞれのキャラにあるDH10という最大で10分間しか使えないモードの表現がリスクある感じで好物です。そして最後のTHE END?でのキャラも気になりますが続編は無さそうかなぁ。
ここで少し不満点として、DH10が格好良かったのですが大活躍しかなくて使うけどピンチや危険な賭けとして使うみたいな状況が無かったのが残念でした。ヴェノム状態のウルヴァリンも最終決戦の敵の数合わせみたいな感じでそこまで脅威的に感じず、ヴィランとしてグリーンゴブリンも登場するのですがこちらも数合わせ的でデザインは良いのですが戦闘シーンも短いと後半になるほど詰め込み具合が凄くてそれまで特撮で言う今回の話は!で1話1怪人みたいなのが、最終決戦で余った予算を詰め込みました!的な感じで、ここが本当に残念。
小ネタとして、P67にアキバレンジャーの変身前がいますね。